Episode22「砂の城」

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船で案内される2人

ここには不思議な白いネヴィがたくさんいますが、全然襲ってくる様子がありません。

お迎えに来た人の話によると、本来はとても大人しい存在なんだそうです。

人を襲うのは場の気に影響を受けたり、使役されて命じられたりした場合だけだそう。

大きなネヴィも珍しい客人の気配に寄せられて近寄ってきたりするものの、襲ってくることはありません。

不思議な世界を堪能しているうちに船は目的地へ到着しました。

お城の中へ入っていく2人。

”おかえりなさい!おばあちゃま!”

小さな子どもに話しかけられたと同時に、まばゆい光に包まれる2人・・・

キトゥン=アルハ?

キトゥンの正体は、100年前にこの世界から姿を消した”女王アルハ”だったようです。

なぜ100年もの間生きていたのか、空白の100年は何をしていたのか・・・。わからないことだらけです。

キトゥンがうたた寝していると、「そろそろ謁見のお時間です」と起こされました。

「また退屈な話をいっぱい聞くのかな」と思いつつも、言われたとおり謁見の間に向かいます。

途中、キセロというおじいさんに話しかけられました。

キセロが言うには、アルハは病気のせいで記憶が混乱しているんだそうです。

そのせいか、不安な感じが残ったまま生活をするキトゥン。

頑張ってアルハとしての生活を送ろうとしています。

謁見開始

色々な人がキトゥンのもとへ謁見に来ます。

体調を心配したり、エトの民(この上層世界の人々)の間で流行っている本を持ってきてくれたり・・・。

「部屋で本を読むより外に出してほしいな・・・」と思うキトゥン。

全然外出させてもらえてないみたいですね。

また別の人は、100年前のキトゥン(アルハ)を知っているそうです。

彼いわく、100年前と変わっていないようで驚いています。

”もともとエトの民は長命ですが、成長が止まるという話は聞いたことがありませぬ”と。

100年前の自分が全然思い出せないキトゥン。

今日の公務はここで終わりのようです。

部屋に戻って、日記を書いて寝ます。

(・・・?クロウはどこに行ったんだろう?)

翌朝

今日もまたキトゥンとの謁見を希望する人がたくさん来ていると言われます。

断ることも出来ないので、謁見の間へ向かいます。

部屋から出ようとすると、ある子どもに話しかけられました。

彼の名前は”カイ”と言う名前で、アルハの後継の後継で現在のエトの王らしい。(こんな子どもで!)

キトゥンを”おばあちゃま”と呼んでいるのは、血縁関係はないけど先代の先代だからという理由でそう呼んでいるみたいです。

”おばあちゃま”と言われても意外とイヤじゃないようです。

でもやっぱり「ーーできれば、”おねえちゃま”のほうが嬉しいけど・・・」と思うキトゥンでした (笑)

2日目の謁見

今日は、「守護獣が出てたりしないか」と尋ねられます。

王位継承者にのみ現れる聖なる獣・・・。カイも黒いアレを連れていました。

「あれがそうならば、わたしにはいないと思う」と言うキトゥン。

(あれ?キトゥンにはダスティがいるのに?そういえば今見てないな・・・。これはキトゥンとは別人で、アルハの記憶?)

それを聞いた謁見者は「お気になさらずに アルハさまにもいずれは現れましょう」と言って去っていきました。

守護獣がいないことが良くないことなのかな、と不安になるアルハですがどうすることもできません。

謁見は続いて行き、キセロがやってきました。

毎度毎度、皆と同じように「体調はいかがですか」と聞いてきます。

ちょっと当たりが強くなるアルハ。

謁見に来る人はみんな、カイから”アルハさまの体調に気を配るように”と言われているからだそうです。

カイは並外れた才を持っていて、混乱しているエトをカイが即位したあと瞬く間に立ち直らせたんだそう。

カイの立派な話を聞いて、自分なんか戻ってこなくても良かったのかも?と思うアルハ。

さすがにキセロはそんなことに答えられません。

「ごめん。答えにくいよね。またお話に来てね」と言って今日の謁見は終了します。

部屋に戻り、”窓の外に広がる世界”を求めて窓を開けてみるアルハ。

・・・が、しかし、鍵がかかっているらしく開けられませんでした。

鏡を見つめながら、色々と考えるアルハ。

”どうして100年前と姿が変わらないのか”、”100年間何をしていたのか”、”どうして、どうやって戻ってきたのか”

「何か、とても大事なことを忘れてる気がする・・・」と言います。

(やっぱりアルハはキトゥンなんだ。何かの力によって記憶を封じられてる?それでダスティもクロウも見当たらない?)

色々と気になりますが、今日はおとなしく日記を書いて寝ます。

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3日目

今日も、いつも通り謁見対応をして過ごす1日の始まりです。

謁見の間に向かう途中、いつも扉前にいる侍従がいないことに気付くキトゥン。

ちょっと様子を見に行ってみます。

すると大慌てで侍従が戻ってきて、先に行かせてくれませんでした。

(この扉ちょっと怪しい・・・)

しかたなく謁見に向かいます。

今日の謁見では、お城はキトゥンが知ってる以上に広いことや柱の下から暗黒の海が上昇してきていることを教えてもらいます。

キトゥンは世界の下の街の存在も記憶から消されてしまっているようですね・・・。

”世界の下に行けば行くほど、暗黒の海の影響で時間は遅く流れています”と言っていました。

(あれ?だからエトの100年は、下層で過ごしていたキトゥンからするとたった数年間くらいで辻褄が合う?)

次はカイがやってきて話をしてくれました。

「こんな楽で簡単な仕事しかしてないのが悪い」と言うと、「今はご病気を治すのが一番の仕事だよ」と気遣ってくれました。

「それならせめて城の外に出て街の様子が見たい。自分でエトの民の暮らしを見たり聞いたりしたい」と言います。

しかし「今は安静が第一!外出はご病気が治ってから!」とカイが言います。

(カイが、何が何でもキトゥンを外に出したくないように見えますね・・・)

今日の謁見はこれで終了。部屋に戻って休みます。

”今日はなんだか部屋が寒い”と思ったら窓が開いていて、近くに何かの鍵が落ちていました。

とりあえず拾っておくキトゥン。窓を閉めて今日は寝ます。

4日目

いつも起こしてくれる侍従に鍵のことを聞いてみましたが、何も知らないみたいでした。

一体なんの鍵なのでしょうか・・・。

「窓が開いていたから落ちてきたのかな」と伝えると、いっそう固く窓を閉ざしておくと言っています・・・。

どうあってもキトゥンを外に出したくないんですね。

(城の人たちが怪しいのは分かってきたけど、何がどうなってるのかはまだサッパリわかりませんね・・・)

そんな話をしていると今度は侍従が何かの紙切れが落ちているのを発見しました。

気になったキトゥンはその紙切れをもらってもとの本を探してみることにします。

部屋にある本棚の中から、1冊の古びた本を発見したキトゥン。

誰かの日記みたいです。最後のページは破られていて・・・。

さっきの紙切れをあててみるとピッタリでした。

”わたしが女王になる前に使っていたオルゴールを届けてもらった。大切なものだから机の引き出しに鍵をかけてしまっておこう”

これを読んだキトゥンは、部屋の机にも引き出しがあることを思い出して確認してみることにします。

引き出しには鍵がかかっていましたが・・・昨日拾った鍵で開けることが出来ました!

中には本当にオルゴールがありましたが、壊れていて音は鳴りません。

とりあえずそのまま机の上に置いて今日の謁見に向かいます。

今日の謁見ではアルハが女王になった経緯を教えてもらったり、100年前に持っていたはずの伝達装置について聞かれたりしました。

4日目の謁見も終わり、部屋に戻って休みます。

あの扉の先に待っていたもの

エイリアスの声に起こされるキトゥン。

目を覚ますと、壊れていたはずのオルゴールがなっています。キトゥンはなぜかこの曲を知っているようです。

部屋の中を見渡すと扉が開いていたので、部屋の外へ出てみることにします。

夜中だからか、城内には誰もいません。

ウロウロしていると「ニャァッ」と猫の鳴き声のようなものが聞こえました。

(もしかしてダスティ!?)

その鳴き声は、いつも侍従が通してくれなかったあの扉の先から聞こえてきたようです。

扉には鍵がかかっていましたが、蹴破って先に進んでいくキトゥン。

長い階段を下った先で見たものは・・・。

捕らえられたクロウでした。

その姿を見て、ついにキトゥンは全てを思い出しました。

クロウは必ずキトゥンが来てくれると信じてくれていたようです。

一旦クロウをここで休ませたままキトゥンは城に戻っていきます。

扉を元に戻して・・・真相を突きとめるために行動開始です!

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人の気配を察知

さっそく調査しようとした矢先、人物が2人歩いてきました。

見つからないように物陰に隠れるキトゥン。

「どこかで聞いたことがある声」そう思ったら、声の主はキセロと・・・なんとエイリアスでした!

もしかして全ての黒幕はエイリアス・・・?

キトゥンを上層に向かわせたのもエイリアスでした。

もっと詳しく調べるため、気づかれないように後を追っていきます。

「今はエイリアスと呼ぼう。古きわが友よ」とキセルが言っています。

エイリアスとキセロは昔からの友人のようですね。

女王帰還の知らせを聞いた時、キセロは”100年前の全ての罪を償う時がきた”と思ったそうです。

(100年前・・・!女王失踪にキセロが絡んでたってことかな・・・?)

女王に施された催眠を解いて、カイから王位を剥奪してアルハを即位させると・・・!

(一足先にキトゥンの催眠はとけちゃったけどね)

「カイがお前の策謀に気がつかないわけがない。気をつけろキセロ」とエイリアスが警告しています。

100年前、キセロは真の友を裏切ってまで女王を排除して邪悪な王を擁してしまっていたようです。

(真の友ってやっぱりこのエイリアスのことかな)

「力を貸してくれ」とキセロがエイリアスに頼んだその時・・・。

真の黒幕

”僕、内緒話は嫌いだな”とカイが現れました。

この計画はすでに気づかれていたみたいですね。

あっという間にエイリアスもキセロもやられてしまいました。

すぐキトゥンは助けに入ります。

カイに操られた白いネヴィが大量に出現します。

倒しても倒してもまだまだ出てきますが、なんとか全てのネヴィを退治し終わりました。

息も絶え絶えのキセロ。彼の呼びかけに応えるようにキトゥンの背後に姿を現す操蔵主ビット。

一方その頃

カイは何か封印されているっぽいものを復活させようとしていました

これは・・・ヘキサヴィルでキトゥンにコンタクトをとってきた光り輝く人!?

狭間の世界につれてこられたキトゥン

ビットいわく、キトゥンの失われたすべてがここにあるようです。

傍らには・・・シドーの姿が!

ここでEpisode22「砂の城」終了です。このまま引き続きEpisode23が始まります。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ではでは。

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