プレイ日記 #72

最下層へ到達

最下層へ到達して改めて終点にいるセドリック皇子やオズボーン宰相、ルーグマン教授たちを確認しつつ、大地の聖獣について話をしていると、デアフリンガー号にいるヴァリマールから念話が届きました。

「――永きに渡る自己封印で既に自我を失っているのだろう。」と言っています。

そして、破壊したはずの《緋の機神》は膨大な霊力を取り込むことで修復されつつあるようです。

「”終焉の儀式”とやら・・・どうやら尋常ではなさそうだな。」と言うヴァリマールに対して「――何としても食い止める。そちらも準備をしていてくれ!」と伝えて終点へ向かってさらに下っていきます。

最下層はもう待ち受ける相手はおらず、魔獣たちだけでした。

そしていよいよ最下層の最奥、終点はもう目の前です。この先に進むと正真正銘、最後の戦いが始まります・・・!

万全の準備をしてリィンが「この先は死地・・・だが、勝機は必ずある。行くぞ――Ⅶ組特務科!」と気合を入れて乗り込みます。

招かれざる客だが歓迎させてもらおうかと挨拶するオズボーン宰相でしたが、リィンは「・・・この期に及んで挨拶は結構だ。」と返します。

ルーグマン教授あらため黒のアルベリヒにも声をかけ、まずは2つ質問を投げかけます。

1つは《巨イナル黄昏》とは何か。そしてもう1つは、アルティナに何をするつもりなのか。

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巨イナル黄昏とは

黒のアルベリヒが言うには、一言で説明するのは難しいが、帝国に掛けられた巨大な”呪い”を解く(というより”完成”させる)ものであるらしいです。その呪いこそが《巨イナル一》なんですね。

1200年前、魔女と地精は《鋼》の”力”は抑えることに成功したけれども”呪い”までは抑え切れなかったのだそうです。そのせいで暗黒竜が呪われたり獅子戦役や百日戦役が起きたり・・・。1年半前の内戦やユーゲント三世が撃たれたことも呪いのせいだと。

暗黒竜やアッシュの件はともかく、それぞれの事件に本当に呪いが介入していたのか疑うリィン

「――いかに事情があったとして、開戦の口実に自国民を虐殺するなど近代国家ではおよそあり得ない事件だ。露見した場合のコストにも見合わない・・・普通ならば理性が邪魔する筈なのだよ。」と説明する黒のアルベリヒ

黒幕である小貴族の将官たちは、個人としては特に邪悪でもなかったらしいです。オズボーン宰相も「四大名門の圧力や結社の使徒の入れ知恵もあったがそれだけでは説明できぬほどの愚行だ。取り調べで彼らは言っていた――”魔が差した” ”自分が信じられない”と。」と言っています。

呪いが原因の全てでは無いが、人や社会というシステムの作動において”黒い種”を植え付けるような”何か”であると・・・。

「その具現化された極みを君たちも見ているのではないかな?」と、どうやらアッシュの事を言っているようです。

あれは地精が仕込んだものではないらしいです。「いつか必ず、事を起こすことを彼は運命付けられていたのだ。ちなみに、取り除くことはおそらく女神にも不可能だろう。」と黒のアルベリヒが言うと「――馬鹿馬鹿しいとは思わぬか、そんなものに翻弄され続けるのは?だから私は、逆にその”呪い”を利用することを考えた。」とオズボーン宰相が続けます。

「《巨イナル一》は強大だが、分割されたため”この次元”で及ぼす影響力は限定的だ。もし、”より練られた一つの鋼”に進化させた形で戻せるのならば――世界を闘争の原理で染め上げ、人を遥かな高みへと導くことも可能だろう。」と言うオズボーン宰相に崇拝の目を向けるセドリック皇子・・・。

それを導くのが《巨イナル黄昏》であり、アルティナとここにいる《黒の聖獣》がその鍵となるようです。

900年前に穢されて呪いの大半を引き受け、己の存在を聖地ごと深淵に封じたこの《黒の聖獣》を剣で屠ることで《巨イナル一》を真に完成させる《黄昏》が始まる、と。

その《剣》を完成させることが計画を始めるための前提条件であり、「戦術殻と完全同期した、人にして武具でもある存在――不死の聖獣を屠れる”騎神用の武装”を錬成するための素体をね。」と話し始めます。

そして、「彼女こそ、74体目にして最終型。――自らの命と引き換えに《終末の剣》へ昇華できる存在だ」と続けます。

ミリアムもそれは知っていたようです。

「・・・どうしてそんな事が出来る?貴方だって・・・大切な家族がいるはずだろう?そんな非道なこと、どれだけ貴方の娘が――」とリィンが話しかけると「”それ”は仮初の”私”だ。」と返されます。

今は地精の長にして《黒の工房》の統括者で、人としての生を捨てて使命を受け継ぎ、大いなる悲願を果たす存在であり、偉大なる主に仕える下僕でしかない、と。そのために黒のアルベリヒはあらゆる技術を集めてOzにフィードバックし続けてきたらしいです。

時にクロスベルの錬金術師から人造人間の技術を盗みながら・・・。時に暗黒時代の魔導師たちに魔煌兵の技術を与えて発展させながら・・・。時に超一流の猟兵たちに武器を渡して、その戦闘データを取り込みながら・・・。時に結社の十三工房に参画して、エプスタインの高弟にも取り入って・・・。時に大陸最大の重工業メーカー、ラインフォルトの力を利用しながら!

それを上で聞いていたアリサはショックを隠せず、その様子を見たシャロンも「お嬢様・・・」とアリサを心配するような表情を見せていました。

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同時刻、帝都中央駅前

オーレリア分校長率いるヴァイスラント決起軍が次々と魔物を撃破していっています。

そこへ軍の兵士がアッシュを救出してきて「フッ・・・義理は果たしたか。」と言うオーレリア分校長。

その後、使命を果たすと言って帝都空港へ向かっていきました。

これから何をするのでしょうか・・・?

最終決戦開始

オーレリア分校長たちの動きも気になるところですが、シーンは再び《黒キ聖杯》へ。

「――ギリアス・オズボーン。それが貴方の意思でもあり、強行するつもりなら――全力で阻止させてもらう。」とリィンが言い放ち、生徒たちもそれぞれの想いを言っていよいよ最終決戦・・・かと思いきや、「貴方が出る必要はありません!」とセドリック皇子が入ってきました。

「まもなく《緋》も復活し、僕の準備も整います。ならば先に”聖獣”を目覚めさせるべきでしょう。彼らも前座くらいはこなせるはずです。」と・・・。

オズボーン宰相が「・・・好きにするがいい。」と言い黒のアルベリヒが指パッチンをすると、周りに結界が現れて聖獣が目覚めてしまいました。

リィンたちは目覚めてしまった《名も無き黒の聖獣》を迎撃して、タイミングを見計らって切り札を使うようです。

ということでまずは生身の4人で迎撃して、隙きを見てヴァリマールを呼び出します。生徒たちの機甲兵もついでに連れてきてもらいます。

結界にぶつかるだけだと思われましたが、再びトマス副長と緋のローゼリアが結界に穴を開け、ヴァリマールが自分で精霊の道を起動して中へ入ります。これにはカンパネルラもビックリしていました (笑)

中へ入ってきたヴァリマールたちを見て、それぞれ想いを託すⅦ組たち。ミリアムも「っ・・・やっちゃえ、リィンたち!!」と応援してくれます。

各自機体に乗り込むと、アルティナも含めた聖杯内の全員とリンクしたようです。それだけじゃなく、救出されたアッシュとも霊脈を通じて繋がったようです。

そんな様子を見ていた蒼のジークフリートは煌魔城の時の記憶が一瞬復活したようですが、自分でもまだ理解できず不思議な表情をしています。記憶を取り戻す予兆なのでしょうか・・・!?

今日はここまで。次回、『名も無き黒の聖獣 vs ヴァリマール』お楽しみに!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ではでは。

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