プレイ日記 #63

祝賀会会場へ

準備を整えたⅦ組はⅠ組と合流するために集合場所へ向かいます。すると、Ⅰ組は既に到着してこちらを待っていました。

どうやらみんな緊張でガチガチで、それで早く来すぎてしまったらしいです (笑)

「あはは・・・そんなに緊張するもの?」と言うユウナと「まあ、ユウナさんはそのあたり、少々意識が薄いといいますか。」とつっこむアルティナ。そこに「ハッ、お前もじゃねえか。」とさらにツッコミを入れるアッシュ

そんな3人のやり取りを見ていたクルトが「いや・・・3人とも同レベルだからな?」と一蹴します (笑)

その後、後でサインがほしいなんてねだられるリィン。これまでセドリック皇太子に遠慮して声をかけられなかったらしいです。リィンだけでなく、「私も才媛と名高いハーシェル教官と、一度お話ししたいと思っていました。」とトワ人気もあるようです。

「折角だから皇城に向かうまで話をさせてもらうか。」とリィンが提案すると素直に喜ぶⅠ組の生徒たち。そんなやりとりをしているとお迎えの車が到着したので乗り込んで行きます。

皇城に到着すると、キレイな月が見えていました。この日は”ブルームーン”と言って夜空が一番明るくなる日らしいです。帝都では数年に一度のタイミングだそうで、珍しいものが見れました。

クルトは数年前の夏至祭でも見かけたことがあるみたいです。「ちなみに250年前、獅子戦役が終結した日も青かったらしい。赤い月が続いていたそうだから随分と印象的だったみたいだな。」とリィンから歴史学の教官らしい発言も (笑)

そして、持ち物検査をしてからいよいよバルフレイム宮の中へ。

中に入ってその広さに驚いているとエリゼがやって来ました。どうやらエリゼがバルフレイム宮東翼の《翡翠庭園》まで案内してくれるみたいです。

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祝賀会開始

《翡翠庭園》に入って豪華な内装や要人ばかり集まっているこの場に、より緊張が増す生徒たち。

そこへオズボーン宰相や皇族の方たちも奥からやってきて、ユーゲントⅢ世が開会の挨拶を始めます。

その挨拶の中で夏至祭前の騒乱を阻止したトールズ本校・分校の生徒や教官陣に卒業生、遊撃士の協力に改めて拍手を贈られます。

他の皇族の方々からも一言ずつ挨拶があり、最後にユーゲントⅢ世の乾杯で祝賀会が始まりました。

トワリィンに促され、トールズの生徒たちも殿下への挨拶や帝国のお偉いさんを見るために各々散っていきます。生徒たちを見送った2人もそれぞれ挨拶をして回るために一旦解散します。

リィンは散っていった生徒たちの様子を見たり自分の知り合いたちと挨拶をしたりしつつ、オズボーン宰相の時間が開くのを待ちます・・・が、中々人だかりが無くなりません。そのまま宰相に話しかける暇もないまま祝賀会は進んでいき、ダンスタイムになってしまいました。

セドリック皇太子からアルフィン皇女の紹介があり、その相手としてリィンが呼び出されます。そのまま踊ることになるかと思いきや、今度はアルフィン皇女からエリゼが紹介されました。そして、リィンにダンスの相手を決めていただきましょうと提案されます。

アルフィン皇女のダンスの相手には政治的な思惑があったようですが、エリゼを紹介したことで上手く回避したみたいです。

正直渡りに船だ、と考えて、双方の相手を務めることにするリィン。まずはエリゼとのダンスを披露して、次にアルフィン皇女とのダンスを披露します。

ユーシスが言うには、最初にアルフィン皇女と踊っていたらリィンを取り込む動きが始まる所でしたが、先にエリゼと踊ったことでその意味はかなり薄まったようです。

2人のダンスが終わった後は、他の出席者たちもそれぞれにダンスを楽しみます。

ダンスタイムも終わり、またそれぞれ談笑しているとルーファス総督が遅れて登場しました。先に帝都庁主催の祝賀会に行ってきたようです。そこからまた料理と酒が追加され、引き続き祝賀会は続きます。

そんな中、ルーファス総督からユーシスが突然呼ばれました。さらにマキアスアリサエリットラウラまで・・・。すると、オズボーン宰相からサラ教官とトワも一緒に呼ばれました。どうやら皇妃殿下に改めて紹介されるみたいです。

何があるのか動揺する一同ですが、行かないわけにも行かないので呼ばれたメンバーは挨拶へ向かいます。

残されたリィンガイウスフィーエマミリアムも何の話をしているのか気になって仕方がありません。近くまで行ってみるかどうかと相談をしていると、リィンクレア少佐から「”ある方”がリィンさんを呼んでいらっしゃいまして。」とお呼び出しされました。

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”ある方”とはいったい・・・?

クレア少佐に案内された部屋で待っていたのはユーゲントⅢ世でした。

まずはオリヴァルト皇子やアルフィン皇女などが何度もお世話になっているお礼を言われます。「Ⅶ組全員に対してもそうだが・・・祖先が駆った《灰》の乗り手として多くの危機を防いでくれたそなたにな。」と。ユーゲントⅢ世もドライケルス帝の真実を知っていたようです。

更にはなんと、リィンオズボーン宰相が親子だと言うことも知っているようです。”とある理由”で知ったらしく、宰相も否定しなかったから恐らく間違っていないのだろうと考えているみたいです。

「彼と余は、ある意味で似た者同士と言えるだろう。・・・愚かな陰謀により愛する者を失った点において。」と語り、自分の昔話を始めます。

それは、オリヴァルト皇子とその母親のお話でした。辺境で暮らしていたオリヴァルト皇子が皇族として迎えられた経緯を話されたリィン

愛する者を失いつつ息子は無事だったという共通点があり、親近感を感じていたのも確かだけれどもリベールとの停戦において宰相が見せた手腕に確信を抱いて、准将だった彼を帝国宰相へ抜擢したんだそうです。

ハーメルの件は貴族側も知られるわけには行かなかったので、その前の襲撃の件も合わせて大貴族を牽制して初の平民出身の帝国宰相の誕生を譲歩させたとのことでした。

オズボーン宰相が宰相になった経緯は理解したが、今の帝国が進もうとしている方向が正しいとはどうしても思えないと伝えるリィン。すると「そなたの言うことは分かる。・・・オリヴァルトの考えもな。」と理解をしてはくれますが、「だが――事は単純ではないのだ。」と何かがありそうな口ぶりです。

ユーゲントⅢ世やオズボーン宰相の家の襲撃、ハーメルの件にしても、帝国では信じられない愚行が突発的に起きることがあり、帝国の歴史は他のどの国よりも遥かに血と焔に塗れている、と。しかし、帝国人が元々残虐な気質を持っているかといったらそうではありません。

リィンは「それらの事件はまるで・・・”魔が差した”ようにも思えます。」と言った上で、このエレボニアには人の心を狂わせ、歪める”何か”があると感じたようです。

すると「恐らくそれは、建国当初から存在する”呪い”とでも呼ぶべきもの・・・《黒の史書》を読んでいれば薄々感じているのではないか?」とユーゲントⅢ世から言われます。なんと《黒の史書》の存在まで知っていたのです!

教会が探っていることも知っているみたいですがそもそもの”原本”は皇帝家が所有していて、帝位を継いだ者のみが”中身”を読む資格があるのだとか。

その原本には歴史の陰と、”これから何が起こるか”まで記されているとのこと。一体どういうことなのでしょう・・・。「おそらくそれは避けられぬ宿業・・・いや、避けようとすれば歪みは大きくなる。」というのもオズボーン宰相がやろうとしていることを止めない理由の一つだと話されます。

(宰相にしても、陛下にしても・・・全てを理解した上で・・・?)とリィンが少し動揺していると、「――だからせめて見守らせてもらおうと思っている。」と続けられます。

オリヴァルト皇子やリィンたちが、ユーゲントⅢ世の諦観と宰相の鋼の意思を超える”道”を示せるかどうか、を・・・。

「――必ずや”道”を見出すことをお約束します。《Ⅶ組》としてだけでなく・・・皇太子殿下や、数多の卒業生も含めた《トールズ士官学院》としても――!」と返すリィン。これでお話は終了となり、部屋を後にします。

部屋を出てクレア少佐と会話をしているとオズボーン宰相が現れて「どうやら君も――いや、お前も話があるようだ。あまり時間は取れないが近くに控室を用意している。」と言うことで、遂に2人きりで会話ができることに!

今日はここまで。次回、『オズボーン宰相と直接対談!』お楽しみに!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ではでは。

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