プレイ日記 #69

続・帝国の昔話

1200年前に七体の騎士人形を造り出して《巨イナル一》を封じてから300年後。ヘイムダルの地でアルノール家の祖先がささやかな都を築いた頃・・・。

当時の帝都ヘイムダルはわずか5万人の小都市でしたが文明復興の重要な拠点のひとつだったようです。七耀教会の聖堂も築かれて更なる発展を遂げようとしていたその時、突如として暗黒竜が出現することで帝都は瘴気に包まれ死都と化してしまったとのこと。

そのため時の皇帝アストリウスは民を率いて南のセントアークに仮の都を築いた、と。しかし、その災厄の混乱の中で脱出を助けるために魔女は先代の”長”が命を落とし、地精は”聖獣”を喪うという深刻な痛手を受けることに・・・。

こうして両者の交流は完全に断たれて、最後に接触があったのはこれから100年後、《緋の騎神》を起動したヘクトル帝が暗黒竜を倒して帝都を取り戻した時らしいです。その時は地精の長が促し、新たな魔女の長(緋のローゼリア)が導いたのだとか。

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暗黒竜は倒せたものの、その瘴気で皇帝は命を落とし、《緋の騎神》も呪われた騎神となってしまったので後継ぎの皇子の立会の下、魔女と地精が協力して皇城の地下に封印したということらしいです。これが最後の交流となり、理由は分からないが地精たちは魔女に決別を宣言して完全に姿を消してしまったようです。

それから800年間、帝国で戦が起きるたびに騎神は姿を現して超越的な力を振るっては姿を消していくというのを繰り返していたそうです。それらに地精が関与しているのは間違いなかったけども魔女たちに阻止する術はなく、起動者を正しく導くという対処に徹するしかなかったのだそうです。

それが極まったのが250年前の《獅子戦役》。偽帝オルトロスが甦らせた《緋》にルキウス皇子の傭兵が起動した《紫》、ドライケルス皇子の《灰》に聖女リアンヌが隠し持っていた《銀》。4体の騎神が出現した大戦だったと。緋のローゼリアドライケルス陣営に同行していたらしい。(ちなみに本人いわく、この頃は相当”ないすばでー”だったらしい (笑)

”魔女の長”は普通の人間ではなく、とある理由で”不死”の存在になって一族を見守り続けているようです。とはいえローゼリアという存在が生まれたのは800年前のことで、先代が消滅する以前の記憶は持っていないとのこと。

リアンヌが《銀の騎神》の乗り手だった件と、結社の《鋼の聖女》がリアンヌ本人であることは知っていて、「紛うことなき本人じゃ。」と言っていました。

リアンヌが《銀》を起動するのを導いたのも緋のローゼリアで、魔王との決戦で致命傷を負って終戦後に命を落としたらしいのですが、半年後に蘇ったのもラウラの祖先であるアルゼイド副長と見届けているとのことでした!

蘇らせたのはローゼリアなのか・・・?その場にいる全員が気になっていたところですが違うみたいです。

命を落とした時にリアンヌの遺体は腐敗の気配がない奇妙な状態で、里に遺体を持ち帰ったら半年後に目を覚ましたんだそうです。「おそらく”不死者”となったのじゃろう――」とのことでしたが、原因は皆目見当も付かなかったと。

蘇ったリアンヌは自分の状況を悟った後、右腕たる副長に領地のレグラムを任せて、帝国を離れて流浪の旅に出たんだそうです。たまに帰ってきたときは会っていたそうですが、それも20年前に《蛇》の盟主と邂逅して己の主と認めてからは途切れていたとのことです。

その話を聞いてルトガークロウも同じ状態なのかと考えますが、リアンヌの話で言われたとおり理由についてはさっぱりで、鍵となるのは《騎神》かもしれないが、クロウはともかくルトガーは生前は起動者だったわけでもなく・・・。それにドライケルス帝は起動者だったのに不死にはならずに天寿を全うしています。

リィンも妙な力は持っているものの、しっかり歳を取るし不老不死になっていません (笑)

「真実を知るものがいるとすれば2人しかおらぬじゃろう。」と。

一人は現宰相のギリアス・オズボーン。もう一人は地精の長、《黒のアルベリヒ》です。

地精の長は緋のローゼリアのように不老不死ではないが、何らかの方法で長としての使命を受け継ぐ存在なんだそうです。その使命とは、《巨イナル黄昏》を導くこと・・・。それは、クロチルダがクロスベルで言っていた”終わりの御伽噺”のことのようです。

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800年前の決別時に地精の長が緋のローゼリアと皇子に伝えた言葉で、帝国のみならず全世界を巻き込むような”終末の予言”めいた言い方だったらしい。それを聞いたユーシスが「あまりに帝国が突き進もうとしている道に似ている・・・か。」と言います。

そして、ここから先はトマス副長が補足をしてくれます。

そもそもトマス副長やバルクホルン卿が数年前から帝国入りしていたのは、大陸全土の霊脈が帝国方面から歪み始めていたからなんだそうです。リベールの異変、クロスベルの異変、帝国の内戦を受けてそれは更に高まっていき、その後、帝国がクロスベルやノーザンブリアを併合するたびに歪みは更に大きくなったようです。

そして遂に、帝国由来の幻獣や魔煌兵がクロスベルに出現する異常まで発生してしまった、と。逆にその後、クロスベル由来のプレロマ草が帝国に咲くという事態にも・・・。

「もし《巨イナル黄昏》というのが真実、起きようとしているのなら・・・どう考えても”前兆”としか思えないのです。」と。

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次に、《黒のアルベリヒ》や他の”地精”の存在が気になるⅦ組たち。「仮面以外にも、長の右腕となっている者はいるようじゃな。妾も尻尾は掴んでおらぬが恐らく職人として有能な者じゃろう。」と話してくれました。

有能と言ってもシュミット博士は違うらしいです。気になって調べたことがあって、ただの突然変異的な天才らしい (笑)

職人として有能と聞いて、ちょうど連絡が取れなくなっているジョルジュのことを想像してしまう一同・・・。

トマス副長が言うには、「いずれにせよ、そのアルベリヒなる人物が宰相と繋がっているのは確実でしょう。情報局や”子供たち”も介さず独自のつながりがあるようですが・・・」とのこと。昨晩の事件を持って本格的に動き始める可能性が高いようです。

何故そんなことが分かるのか?それは、先日リィンが発見した《黒の史書》が昨夜の時点で解読できたんだそうです。

その一節に『――贄より古の血が流されし刻、《黒キ聖杯》への道が開かれん。穢れし聖獣が終末の剣に貫かれ、その血が聖杯を充たす時、《巨イナル黄昏》は始まらん。』と記されていたらしいです。

”古の血”が皇帝陛下だとすると”贄”はアッシュのこと・・・?”聖杯”と”剣”、”穢れし聖獣”とは何のことでしょう?

ガイウスは何か心当たりがあるようで「・・・副長、ひょっとして。」と言っています。トマス副長からガイウスには以前話したことがある内容のようです。

かつてこの大聖堂の地下には《始まりの地》と呼ばれる聖なる空間があったんだそうです。大崩壊後に重要な役割を果たすために築かれた施設だったらしいのですが、900年前に帝都が闇に閉ざされた時にこの地下から消えてしまったのだそうです。帝都を取り戻した時、この真下にあった大空間が完全に岩盤に呑み込まれていたのだとか。

消えたのではなく、”別の場所”へ転位したとしたら今もどこかに存在していて、穢されし聖獣とは恐らく《大地の聖獣》のことだろうと。緋のローゼリアの見立てによると、一昨日戦った暗黒竜もその”眷属”に過ぎないのだとか。

確かに強大な幻獣だけども当時の魔女と地精の双方で太刀打ちできないほどとは思えないらしく、その暗黒竜を産み出したのが他ならぬ消えた幻獣で、それが今でも何処かで生き延びていて、それが消えた《始まりの地》だとしたら?と・・・。

そして、”終末の剣”は同じ史書の一節によると《根源たる虚無の剣》という別の呼ばれ方もしていると話されます。

それを聞いたミュゼが何かに気付いたようで、他の面々から今は少しでも手がかりが欲しい状況だと言われて発した言葉は「根源たる虚無――”Orginator Zero”・・・すなわち”Oz”なのでは?」と。

《黒の工房》がミリアムやアルティナに付けていた形式番号と一致しています・・・!

その時、「やっと辿り着いたわね。」と言って姿を現したのはクロチルダさん!結社がどう動くか決まったんだそうです。

今日はここまで。次回、『結社の動向、帝国の行末や如何に』お楽しみに!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ではでは。

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