プレイ日記 #64
アッシュの怪しい行動
リィンがオズボーン宰相と話を始めたその頃、アッシュが”ションベン”だと言って奥へ忍び込んできていました。
その途中、執事に声をかけられてしまったアッシュは「ちょっと妙な落とし物を見つけちゃいましてね。」と言って執事を角の方へ誘導して・・・。
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オズボーン宰相との会話
まずはユーゲントⅢ世とクレイグ将軍から話を聞いたことを伝えるリィン。陛下はオズボーン宰相の事情の大凡を知っているらしいですが、クレイグ将軍やヴァンダイク元帥は元帝国正規軍准将ギリアス・オズボーンに何があったのかは表面しか知らないだろうとのことでした。
ということで14年前の惨劇で何があったのか、そして何故自分を手放して別人のように変わってしまったのか問いかけるリィン。続けて、ジュライに続いてクロスベルとノーザンブリアまで併合して共和国との戦争を準備する一方で《黒の工房》と結託して”表”と”裏”を連動させようとしているのは一体”どうして”なのか、と。
それなりに掴んでいるリィンに対して「偽りの英雄の身分に溺れなかったことは褒めておこう。」と言うオズボーン宰相・・・。
とりあえず答え合わせを始めてくれるようです。
自宅が襲撃された後、カーシャを失ってリィンをユミルに預けた宰相は3ヶ月後に陛下から勅命を受けてハーメルの事件を調査してリベールの女王と交渉に入ったとのこと。女王は苦悩しつつも一日でも早い平和のために停戦協定に応じてくれて、帰国したレクターの父親を中心とした主戦派将校を軍法会議で極刑にすることで当時の四大名門たちを牽制した、と。
それら全てを一月で終わらせた功績が認められて、陛下から宰相として抜擢されたそうです。ここは陛下から聞いた話と一緒ですね。
そして、「何も明かさぬ私の頼みを受け入れてくれた」とテオに感謝しているとも言っていました。が、その時にテオやリィンとの絆も断たれたのだとも。
それは、四大名門を敵に回して改革を断行する身にとって”足枷”は不要だからとのことでした。
宰相となってからは反対勢力を潰しながら鉄道網と領土拡張を進めて権力を拡大していったようです。その裏で結社と取引して《黒の工房》とも誼を結んだと。リベールの異変後に結社との協力関係は終了したが、《黒の工房》は取り込んだらしいです。
そして2年前にルーファス総督を動かして貴族連合を陥れて、最終的に結社の『幻焔計画』を奪うに至った、と・・・。
そこまで聞いて『幻焔計画』とは何なのか、それを利用してオズボーン宰相たちは何をしようとしているのか、と語気を強めるリィン。
《結社》の狙いはあくまで『女神の七至宝』に尽きるらしく、リベールでの『福音計画』同様にその計画も焦点はそこにあるようです。クロスベルの虚ろなる《幻》でエレボニアの《焔》を呼び起こす、と。しかし、それはただの”焔”ではないそうです。
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かつて暗黒の地に存在していた”2つの至宝”の相克の果てに生み出された《巨イナル一》。帝国にある人、物、歴史の全てはその祝福と呪いの上に成り立っている、と。「それくらいは史書の断片からも読み取れよう・・・?」そう問いかけてくるオズボーン宰相。
そこへ「皇帝陛下が閣下をお呼びしているそうですが・・・」とクレア少佐がオズボーン宰相を呼びに来たため、話を終わらせられてしまいます。が、リィンは「聞きたいことは幾らでもあるんだ!」と立ち去ろうとするオズボーン宰相を呼び止めます。
内戦の時に心臓を撃たれた宰相がどうして生きていたのか。それは猟兵王や鋼の聖女、ジークフリードと同じなのか。リィンの左胸の傷や”鬼”の力と関係があるのか・・・。立て続けに問いかけるリィン。
すると14年前の襲撃時のさらに詳しい事を教えてくれました。
それは・・・。その襲撃でリィンは心臓の近くを建材で貫かれてしまったそうです。そして、リィンの母カーシャはせめてリィンだけでもと頼んで事切れた、と。
それで、オズボーン宰相はリィンへ自分自身の心臓を移したとのことです・・・!
え!?
心臓が無いから、胸を撃たれても無事だったんだそうです。「それ以上は”宿題”としよう――我が子供たちと同様な。」と言って、部屋を出ていってしまいました。
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アッシュの怪しい行動その2
その頃、アッシュはおびき寄せた執事さんから衣服を奪って変装していました。
地下道で共和国工作員からこっそり奪った拳銃も持ってきています・・・!
お膳立てされたみたで気に喰わないと思いつつ、贅沢は言ってられないと言って奥へ進んでいきます。
そしてオズボーン宰相とユーゲントⅢ世が話をしている部屋へ入り込み、小さい頃から”一番悪いヤツを殺せ、コロセ”と声が聞こえてると言い、誰を殺せばいいんだと2人に問いかけます。
オズボーン宰相が「――当然、私が妥当だろう。ただし心臓は止めておくがいい。無為に終わるだろうからな。ここだ、ここを狙うがいい。上手く行けば”万が一”はあるだろう。」と言って自分の頭を指差します。
ですが、ユーゲントⅢ世が「無駄だ、アッシュとやら。その者は人外――おそらく果てることはない。」と切り出します。
「・・・また若者に無為をさせる必要はあるまい。――アッシュよ、ハーメルの責は全て余にある。」そう言って自分を狙わせるユーゲントⅢ世。
庭園へ戻ったリィン
その頃、リィンはクレアと一緒に庭園に戻っていました。
その途中、「・・・閣下が”普通ではない”ことは私も気付いていました。」と言いつつ、リィンへの”想い”が無いということはありえないと思っていると言っていました。
その理由は、クレア自身以外にもレクターやミリアム、おそらくルーファス総督もオズボーン宰相に手を差し伸べてもらった身であると。それは多分リィンの変わりだったのかもしれない、と。
リィンがお礼を伝えると、クレアは頷いて立ち去っていきました。そこへ新旧Ⅶ組メンバーがリィンの元へやって来ます。
2人との会話の結果を知りたがる一同ですが、「・・・今話せることじゃない。だが、まだ何も終わって無くて・・・何かが始まろうとしているのは確かだ。」と言って、リィンは祝賀会の後に全員で改めて話そうと提案します。
その時に、エマも”裏”の状況についてもう少し詳しく説明してくれるようですし、ガイウスの事情についても時間が許せばいよいよ話してくれるようです。その場には新Ⅶ組の生徒やトワも同席します。
と、ここでアッシュがいないことに気付くリィン。アルティナから「さっき、クルトさんと話していませんでしたか?」と聞かれたクルトが「ああ、用を足すって言って・・・そういえば随分と遅いな。」と答ると「チッ・・・そういう事か。」と、レクター少佐とクレア少佐がやって来ました。
そして「ハーメルの遺児・・・そんな風に誘導するとはな。」と言ってクレア少佐とミリアムを引き連れて奥へ向かっていくレクター少佐。リィンたちもそれを追いかけていきます。
その様子を見て「相変わらずだな、あの方は・・・」と呟くルーファス総督。そこへセドリック皇太子もやってきて「己の身すら賭ける剛腕・・・僕たちを導かれる方として頼もしい限りです。」と。
(誰の事を言っているのか微妙にわかりませんね・・・。リィンぽい気もしますが。)
”我等の一員”として様になって来たと言うルーファス総督。やはりセドリック皇太子も鉄血の子供たちに正式に参加しているのでしょうか。
リィンたちが奥の部屋へたどり着くと・・・。
撃たれたユーゲントⅢ世と、オズボーン宰相に取り押さえられたアッシュがいました。
ユーゲントⅢ世は救護班に運んでいかれ、アッシュは気絶しています。セドリック皇太子が「折しも共和国工作員の件があったばかりです。この者が内通者である可能性は?」と言い出しました。
犯行に使われた拳銃がヴェルヌ社製の、検知器にかからない特殊な物であることもあり「残念ながら――その可能性は否定できませんね。」とルーファス総督。ここで第四章終了です!
今日はここまで。次回、『終章【誰がために鐘は響く】開始』お楽しみに!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではでは。